「穀物」とは、デンプンが主体の種子を食用とする植物の総称で、イネ科の米や麦、マメ科の大豆や小豆などを、おもに食材として見た場合に使われることが多いです。
特に小麦、米、トウモロコシは世界三大穀物と呼ばれ、世界中で主要な食材となっています。
一方「穀類」とは、「穀物」と同じものを指しますが、イネ科の植物を「禾穀類(かこくるい)」、マメ科の植物を「菽穀類(しゅこくるい)」と呼ぶなど、おもに植物として分類する場合などで使われることが多いです。
なお、「穀物」、「穀類」は、イネ科とマメ科の植物を指すのが一般的ですが、狭義ではイネ科の植物の種子のみを指す場合もあり、広義ではタデ科のソバ(蕎麦)などを含める場合もあります。
イモ類はデンプンが主体の食用とされる植物ですが、種子ではなく根や茎が食用とされるため「穀物」、「穀類」には分類されません。
「穀物」「穀類」は、いずれもデンプンが主体の種子を食用とする植物の総称
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「穀物」と「穀類」の違いは?