おくらとは、アオイ科トロロアオイ属に属するアフリカ北東部原産の多年草です。
漢字では「秋葵」の文字が当てられますが、英語名称の “Okra” が語源のためカタカナで「オクラ」と表記されることが多いです。
果実食用とされる野菜で、表面に生えた細かい産毛と、断面が星形になる独特の形状が特徴です。
食感は歯ごたえがあり、刻むとペクチンなどの食物繊維が粘り気、ぬめりを発生し、納豆モロヘイヤと並ぶ粘り気食品として知られています。
生や軽く茹でて食されるほか、和え物サラダピクルス味噌汁具材などにも用いられます。

おくら

ししとうとは、ナストウガラシ属に属する中南米原産の多年草「トウガラシ」の一品種で、正式には「シシトウガラシ」といいます。
漢字では「獅子唐辛子」と書き、果実の先端部分が獅子の頭に似ていることが名称の由来とされています。
果実は食用とされる野菜で、ピーマンと同じ「甘味種」と呼ばれる「トウガラシ」の中でも辛味の少ない種類です。
焼いて食されるほか、炒め物から揚げ天ぷらの具材などにも用いられます。

ししとう

なお、「おくら」「ししとう」はいずれも熱帯地域が原産で、日本においては越冬ができないため一年草になります。


■ Wikipedia オクラ
■ Wikipedia シシトウガラシ

「おくら」…アオイ科トロロアオイ属の植物で果実は食用の野菜
「ししとう」…ナス科トウガラシ属の植物で果実は食用の野菜

「おくら」と「ししとう」の違いは?
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