「らっきょう」、「たまねぎ」は、いずれもネギ属に属する多年草で、球根または鱗茎(りんけい)と呼ばれる地下茎を食用とする野菜です。
「らっきょう」とは、中国原産の多年草で、直径1~3cm、長さ5~7cm程度のティアドロップ形状をした地下茎は食用とされる野菜です。
紫色の花が咲く品種が多く、鳥取県の鳥取砂丘や福井県の三里浜などが「らっきょう」の産地として知られています。
独特の香味とカリカリとした食感があり、生食されるほか、甘酢漬け、醤油漬け、味噌漬け、砂糖漬け、塩漬け、蜂蜜漬けなどの漬物、ピクルス、チャーハンの具材などに用いられます。
福神漬けと並ぶカレーライスの添え物の定番としても知られています。
なお、漢字では「辣韮」や「薤」「辣韭」などと表記されます。
「たまねぎ」とは、中央アジア原産の多年草で、直径8~10cm程度の球体をした地下茎は食用とされる野菜です。
白色の花が咲く品種が多く、北海道や佐賀県、兵庫県の淡路島が「たまねぎ」の産地として知られています。
和食、洋食、中華料理など、世界中で広く食されている野菜で、サラダなどで生食されるほか、煮物、炒め物、揚げ物、スープなど様々な料理に用いられるオールマイティな野菜です。
一般的な「黄たまねぎ」のほか、2月頃に出荷される「新たまねぎ」、サラダなど生食に多く用いられる「白たまねぎ」、果皮が赤紫色の「赤たまねぎ(紫たまねぎ)」など多くの種類があり、品種も数多くあります。
「玉ねぎ」と表記されることもあり、漢字では「玉葱」と表記されます。
■ Wikipedia ラッキョウ
■ Wikipedia タマネギ
「らっきょう」…直径1~3cm、長さ5~7cm程度の地下茎を食用とする野菜
「たまねぎ」…直径8~10cm程度の地下茎を食用とする野菜
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「らっきょう」と「たまねぎ」の違いは?