マドレーヌフィナンシェは、いずれもフランス発祥焼き菓子ですが、形状材料に違いがある別のお菓子です。

マドレーヌ

「マドレーヌ」とは、薄力粉バター全卵砂糖ベーキングパウダーが主原料の生地貝殻型の焼き型に入れてオーブンで焼いたフランス発祥の焼き菓子です。
「マドレーヌ」の名前の由来は諸説ありますが、18世紀中頃にフランスのローレヌ地方でホタテの貝殻を使って焼き菓子を作った「マドレーヌ・ポルミエ」という女性の名前が由来とされることが多いです。
空気を多く含んだふわっと柔らかい食感、卵のやさしい風味とマイルドな甘味が特徴で、レモンピールレモン汁を入れたもの、アーモンドプードル(粉末アーモンド)をいれたもの、抹茶ココアチョコレートオレンジなどのフレーバーのものがあるほか、貝殻の形以外に円形のものなどもあります。

フィナンシェ

「フィナンシェ」とは、薄力粉、焦がしバター、卵白、砂糖、アーモンドプードルが主原料の生地を長方形で台形の焼き型に入れてオーブンで焼いたフランス発祥の焼き菓子です。
「フィナンシェ」は、「金融家」や「お金持ち」を意味するフランス語で、色や形状が金塊・金の延べ棒に似ていることや、片手で手軽につまめることからパリ証券取引所周辺の金融街で広まったといわれています。
表面はさくさくとして中はしっとりした軽い食感、焦がしバターの豊かな風味とアーモンドの香ばしさが特徴で、丸い形やスティックタイプなどの形状があるほか、「マドレーヌ」同様さまざまなフレーバーのものがあります。


■ Wikipedia マドレーヌ
■ Wikipedia フィナンシェ

「マドレーヌ」…薄力粉、バター、全卵、砂糖、ベーキングパウダーが主原料の貝殻型の焼き菓子
「フィナンシェ」…薄力粉、焦がしバター、卵白、砂糖、アーモンドプードルが主原料の台形の焼き菓子

「マドレーヌ」と「フィナンシェ」の違いは?
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