「シュークリーム」とは、フランス発祥の洋菓子で、薄力粉、卵、バターなどの材料を混ぜ合わせた生地を、球状で中が空洞になるように焼き、空洞部分にカスタードクリームを詰めたものが一般的です。
「シュークリーム」は、フランス語でキャベツや白菜を意味する “chou” と、英語の “cream” をあわせた和製外来語です。
フランス語では「シュー・ア・ラ・クレーム(chou à la crème)」といい 「キャベツにクリームを詰めたもの」という意味で、形状がキャベツに似ていることからそう呼ばれました。
英語では「シュークリーム」を “cream puff ” や “profiterole” といい、英語で靴を意味する “shoe” は全く関係ありません。
「シュークリーム」には、カスタードクリーム以外に、チョコレートやホイップクリームなどを入れたものや、アイスクリームを詰めたシューアイス、生地にクッキー生地を使った「クッキーシュー」など、様々なバリエーションがあります。
「エクレア」とは、フランス発祥の洋菓子で、「シュークリーム」と同じ生地を、細長い形状で中が空洞になるように焼き、空洞部分にカスタードクリームやチョコクリームを詰め、溶かしたチョコレートを上部にかけて固めたものが一般的です。
フランス語では「エクレール・オ・ショコラ(éclair au chocolat)」といい、 ”éclair” は「稲妻」、 “chocolat” は「チョコレート」を意味します。
「エクレア」の名称の由来には、焼いた表面にできたひび割れが稲妻に似ているため、表面のチョコレートが光るため、チョコレートが溶ける前に稲妻のような速さで食べなければいけないため、など諸説あります。
「シュークリーム」と同じ生地を用いた「エクレア」も「シュークリーム」の一種といえますが、「エクレア」の形状が細長いのは、チョコレート味の「エクレア」を、通常の「シュークリーム」と見分けるための工夫といわれています。
■ Wikipedia シュークリーム
■ Wikipedia エクレア