「こんにゃく」、「レンガ」、「座布団」は、全く違うものですが、隠語として用いられる場合お金を指すこともあります。
「こんにゃく」とは、サトイモ科コンニャク属の多年草植物「コンニャクイモ(蒟蒻芋)」から製造される加工食品の総称です。
コンニャクイモに含まれるコンニャクマンナンという多糖を糊化し、水酸化カルシウムなどの凝固剤を用いて凝固させたもので、四角形の板状の「板こんにゃく」、細長く切った「糸こんにゃく」、玉状の「玉こんにゃく」などがあります。
煮物や炒め物、和え物、おでんの具材、田楽などに用いられるほか、生食できる「刺身こんにゃく」や、果汁などを混ぜた「こんにゃくゼリー」などもあります。
賄賂などに用いられる隠語では100万円の札束のことを「こんにゃく」と呼ぶこともあります。
「レンガ」とは、粘土、土、石などを混ぜて型に入れて成型し、窯などで焼き固めた建築資材です。
漢字では「煉瓦」と書き、日本における一般的な建築用レンガのサイズは高さ100mm、長さ210mm、厚さ60mmのJIS規格製品で平積みで使用されることが多いです。
建築用以外に、石窯やピザ窯などに用いられる耐火レンガや、ガーデニングなどに用いられることの多いアンティークレンガなど多種多様なレンガがあります。
賄賂などに用いられる隠語では1,000万円の札束のことを「レンガ」と呼ぶこともあります。
「座布団」とは、座る際に敷く布団のことで「ざぶとん」と読みます。
厚さ5~12cm、一辺が40~60cm程度のほぼ正方形で綿わたを詰めたものが一般的で、おもに、畳や床に座る際に、臀部や脚部の下に敷いて使います。
「座布団」には、幅40~50cm×奥行40~50cmの「小座布団(こざぶとん)」、幅43cm×奥行47cmの「茶席判(ちゃせきばん)」、幅51cm×奥行55cmの「木綿判(もめんばん)」、幅55cm×奥行59cmの「銘仙判(めいせんばん)」、幅59cm×奥行63cmの「八端判(はったんばん)」、幅63cm×奥行68cmの「緞子判(どんすばん)」、幅67cm×奥行72cmの「夫婦判(めおとばん)」と大きさによる古来よりの呼称があり、JIS(日本工業規格)においては幅51cm×奥行55cmのものをS、幅55cm×奥行59cmのものをM、幅59cm×奥行63cmのものをLと分類しています。
賄賂などに用いられる隠語では1億円の札束のことを「座布団」と呼ぶこともあります。
■ Wikipedia コンニャク
■ Wikipedia 煉瓦
■ Wikipedia 座布団