ぎんなん

ぎんなんとは、イチョウ科イチョウ属の針葉樹「イチョウ」の種子で、漢字では「銀杏」と書きます。
仁(核の部分)は取り出して食用とされ、直径1.5cm程度のラグビーボール形でもっちりした歯ごたえのある食感と独特の苦味が特徴です。
炒める、揚げる、煮るなどの加熱調理をしてそのまま食されるほか、炊き込みご飯おこわ茶碗蒸しかき揚げがんもどきなどの具材として用いられます。
なお、木本植物としての「イチョウ」にも同じ漢字「銀杏」が用いられるため混同されることも多いです。

ゆりね

ゆりねとは、ユリ科ユリ属の草本植物「コオニユリ(小鬼百合)」や「オニユリ(鬼百合)」「ヤマユリ(山百合)」の鱗茎(球根)で、漢字では「百合根」と書きます。
鱗片が何層にも重なった6~8cm程度のタマネギ形で、鱗片は1辺ずつはがして食用とされ、ホクホクした食感とほんのりした甘味とほろ苦さが特徴です。
煮る、蒸すなどの加熱調理をして茶碗蒸しやホイル焼き、和え物煮物などの具材として用いられるほか、すりつぶして饅頭団子スープなどに加工されることもあります。
なお、広義では食用とされるもの以外も含めたユリ属の植物全般の鱗茎を指すこともあり、「ユリ根」と混ぜ書き表記されることこともあります。


■ Wikipedia イチョウ
■ Wikipedia ユリ根

「ぎんなん」…イチョウ科イチョウ属の針葉樹「イチョウ」の食用とされる種子
「ゆりね」…ユリ科ユリ属の草本植物「コオニユリ」などの食用とされる鱗茎

「ぎんなん」と「ゆりね」の違いは?
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