「広葉樹」とは、被子植物に属す木本のことで、葉が広く平たいものが多いため「広葉樹」と呼ばれます。
被子植物とは、胚珠(はいしゅ)が心皮にくるまれ子房の中に収まった種子植物で、心皮が果実になります。
代表的な「広葉樹」のサクラやケヤキをはじめ、多くの「広葉樹」が扁平状の葉をつけ、枝葉を横に広げたものが多く、木材としては重く硬いものが多いです。
国土地理院が定める日本の地図記号で「広葉樹林」はです。
「針葉樹」とは、裸子植物に属す木本のことで、葉が針のように細長いものが多いため「針葉樹」と呼ばれます。
裸子植物とは、胚珠がむきだしになった種子植物で、果実ではなく「松かさ」や「松ぼっくり」などと呼ばれる球果(きゅうか)をつけます。
代表的な「針葉樹」のマツやスギ、ヒノキをはじめ、多くの「針葉樹」が針状の細い葉をつけ、幹がまっすぐ上に伸びたものが多く、木材としては軽く柔らかいものが多いです。
「針葉樹」でありながら、扁平な葉をつけるイチョウやナギなどの例外もあるため、葉の形状だけで判断するのは難しいといえます。
国土地理院が定める日本の地図記号で「針葉樹林」はです。
なお、20万種以上の種類がある「広葉樹」に対し、「針葉樹」は約500種しかありませんが、進化の過程では「針葉樹」が祖先で、「広葉樹」は「針葉樹」から進化したものとされています。
■ Wikipedia 広葉樹
■ Wikipedia 針葉樹
■ 国土地理院 地図記号一覧
「広葉樹」…葉が広く平たいものが多い被子植物の木本
「針葉樹」…葉が針のように細長いものが多い裸子植物の木本
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「広葉樹」と「針葉樹」の違いは?