「しょうが」、「みょうが」は、いずれもショウガ科ショウガ属の植物で、食用とされる野菜です。
「しょうが」とは、ショウガ科ショウガ属の多年草で、おもに根茎と呼ばれる球根部分を食用とする野菜で、漢字では「生姜」と書きます。
「しょうが」は、すりおろしてカツオ、アジといった魚介類の寿司やたたき、冷奴、素麺などの薬味として用いられるほか、生薬としても利用されます。
魚料理や肉料理の臭味を消すための香辛料としても用いられ、なかでも豚肉の生姜焼きは日本の食卓ではおなじみの家庭料理の定番といえます。
また、「しょうが」を梅酢につけた紅生姜は焼きそばやたこ焼き、牛丼などの、甘酢に漬けたガリは寿司の添え物としても知られます。
英語では、「ジンジャー(ginger)」といい、「しょうが」独特の芳香と辛味をつけた炭酸飲料の「ジンジャーエール」は、ソフトドリンクとしてそのまま飲用されるほか、様々なカクテルの材料にも用いられます。
「みょうが」とは、ショウガ科ショウガ属の多年草で、おもに花穂や若芽の茎を食用とする野菜で、漢字では「茗荷」と書きます。
「みょうが」は、刻んで蕎麦や素麺、冷奴などの薬味として用いられるほか、甘酢漬けにして食されたり、香味野菜として天ぷらや酢の物、味噌汁の具材にも用いられます。
「しょうが」、「みょうが」は、いずれも同時期にアジア大陸から日本に持ち込まれたとされており、香りが強い「しょうが」を「兄香(せのか)」、弱い「みょうが」を「妹香(めのか)」と呼んでいたものが、それぞれ「しょうが」、「みょうが」に転訛していったといわれています。
■ Wikipedia ショウガ
■ Wikipedia ミョウガ
「しょうが」…おもに根茎を食用とするショウガ属の野菜
「みょうが」…おもに花穂や若芽の茎を食用とするショウガ属の野菜
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「しょうが」と「みょうが」の違いは?