「スペアミント」、「ペパーミント」は、いずれもハーブとして用いられることで知られるシソ科ハッカ属の草本植物です。
「スペアミント」とは、シソ科ハッカ属に属する植物で、原産は中央ヨーロッパ、和名は「オランダハッカ」です。
古くからハーブとして用いられている多年草のひとつで、カルボン、リモネンが芳香の主成分です。
穏やかな清涼感が特徴で、葉をそのまま料理やデザート、紅茶などの添え物にハーブとして用いるほか、カクテルやアイスクリームなどにも用いられます。
また精油を採取し、ガムや飴、歯磨き粉などのフレーバーにも用いられます。
「ペパーミント」とは、シソ科ハッカ属に属する植物で、原産は地中海沿岸、和名は「セイヨウハッカ」です。
「ペパーミント」は、英語で「胡椒」を意味する “Pepper” が名前の由来で、「ペッパーミント」とカタカナ表記されることもあります。
また、これにちなんで和名で「コショウハッカ」と呼ばれることもあります。
「スペアミント」同様、古くからハーブとして用いられている多年草のひとつですが、芳香の主成分はメントールで「スペアミント」と比較して爽快感、冷涼感やスーっとした香りが強く、「スペアミント」と同様の利用方法以外に、臭みの強いラム肉や豚肉などの肉料理に用いられたり、精油はアロマテラピーのアロマオイルなど香料として利用されることも多いです。
なお「ペパーミント」は、「スペアミント」とウォーターミントの交雑種と考えられています。
■ Wikipedia スペアミント
■ Wikipedia ペパーミント
■ S&B エスビー食品株式会社 スパイス&ハーブ総合研究所 スペアミント
■ S&B エスビー食品株式会社 スパイス&ハーブ総合研究所 ペパーミント