「ローストビーフ」と「パストラミ」の違いは?

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「ローストビーフ」とは、牛肉を大きい塊のままオーブンなどで焼いたイギリス発祥の肉料理です。
牛モモ肉など脂身の少ない赤身肉の塊に塩などで下味をつけ、内部に生の部分が残るミディアム程度の焼き加減までオーブンで蒸し焼きにする調理方法が一般的です。
薄くスライスしてグレイビーソースをかけてマッシュポテトやニンジンのグラッセの付け合わせとともに食すほか、サンドイッチやサラダの具材、日本においてはローストビーフ丼や寿司、おにぎりの具材として用いられることもあります。

「パストラミ」とは、塩漬けして乾燥した牛肉に香辛料をまぶして燻製にしたトルコ発祥の肉料理・保存食です。
牛肩バラ肉など濃厚な味の赤身肉の塊を塩漬けして乾燥し、ブラックペッパーやコリアンダー、オレガノ、パプリカ、オールスパイスなどの香辛料をまぶして燻煙する調理方法が一般的です。
薄くスライスしてオードブルやサラダに用いられるほか、サンドイッチやベーグルサンドの具材として用いられることも多いです。
なお、豚肉や鶏肉、鴨肉、七面鳥肉を材料に用いたものにも「パストラミ」の呼称が用いられることがあることから、牛肉を材料にしたものを「パストラミビーフ」や「ビーフパストラミ」と呼び区別することもあります。

■ Wikipedia ローストビーフ
■ Wikipedia パストラミ

「ローストビーフ」…牛肉を大きい塊のまま焼いたイギリス発祥の肉料理
「パストラミ」…塩漬した牛肉に香辛料をまぶし燻製したトルコ発祥の肉料理・保存食