「キャベツ」、「レタス」はいずれも丸く結球する葉野菜で、外観は似ていますが別の植物です。
「キャベツ」とは、ヨーロッパの海岸地方が原産とされるアブラナ科アブラナ属の植物で、葉を食用とする野菜です。
直径20cm前後、重量1~1.5kg前後に結球したものが一般的で、葉は厚く硬めで、巻きがしっかり詰まっています。
3月~5月頃に出荷される春キャベツ、7月~8月頃に出荷される夏キャベツ、1月~3月頃に出荷される冬キャベツがあり、千切りにして揚げ物の付け合わせや、みじん切りにしてコールスロー、サラダなど生食されるほか、ロールキャベツ、焼きそばやお好み焼き、炒め物、煮物、鍋料理、スープ、漬物など様々な料理に用いられます。
「キャベツ」には、ビタミンCやビタミンUが豊富に含まれており、キャベジンとも呼ばれるビタミンUは胃腸の粘膜の新陳代謝を活発にする働きがあり、胃腸薬にも用いられます。
「レタス」とは、西アジアから地中海沿岸が原産とされるキク科アキノノゲシ属の植物で、葉を食用とする野菜です。
直径15cm前後、重量300~500g前後に結球したものが一般的で、葉はシャキシャキした食感で「キャベツ」と比較して巻きは緩いです。
4月~9月頃にかけて出荷されるものが一般的で、サラダ、ハンバーガーやサンドイッチ、タコスの具材、焼肉の包み菜サンチュとしてなど生食されることが多いですが、チャーハンなどの炒め物やスープの具材に用いられることもあります。
「レタス」には、ビタミンAやカリウムが豊富に含まれており、カリウムにはナトリウムを排出させる働きがあり、高血圧の予防効果などがあります。
■ Wikipedia キャベツ
■ Wikipedia レタス
「キャベツ」…アブラナ科アブラナ属の植物、野菜
「レタス」…キク科アキノノゲシ属の植物、野菜
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「キャベツ」と「レタス」の違いは?