「マフラー」とは、おもに防寒を目的に、首の周囲に巻く細長い長方形をした厚手の布です。
ウールの毛糸や綿を素材としたものが多く、幅数十cmで長さ2m程度のものが一般的です。
両端にフリンジがあしらわれたものも多く、巻き方にも様々な巻き方があるため、防寒がおもな目的でありながら、ファッションアイテムとしての側面も大きい衣類といえます。
アメリカ英語では通常「スカーフ」と呼ばれ、単に「マフラー」といった場合、自動車の排気音を低減するために排気管を覆う消音器の「マフラー」を指すことが多いです。
「ネックウォーマー」とは、おもに防寒を目的に、首の周囲に装着する筒状の布です。
フリースやボア生地を素材としたものが多く、高さ数十cmで一周40~50cm程度の筒状のものが一般的です。
スポーツや作業用など、「マフラー」のように長い防寒具を装着すると邪魔な場合や危険な場合などに装着されることが多く、ファッションアイテムとしてより防寒着としての側面が大きい衣類といえます。
「スヌード」とは、おもに防寒を目的に、首の周囲に巻く輪状の厚手の布です。
ウールの毛糸やファーを素材としたものが多く、長さ1~2m程度の「マフラー」の両端をくっつけて輪状にしたような形状のものが一般的です。
スコットランドなどでは元々、未婚女性が付けた網状のヘアバンドを「スヌード」と呼んでおり、帽子の下に被るためのヘアネットや、長い耳をした犬に装着する耳の汚れ防止カバーも「スヌード」と呼びます。
また、日本における「ネックウォーマー」も、英語圏では「スヌード」と呼ばれます。
日本においては、「ネックウォーマー」と「マフラー」の中間にある防寒兼ファッションアイテムを指して「スヌード」と呼ぶことが多いです。
■ Wikipedia 襟巻き
■ Wikipedia スヌード
■ Wikipedia マフラー