ジャンパーブルゾンは、日本においてはいずれもアウターの呼称に用いられるファッション用語で、明確な定義はないものの以下のように使い分けられることが多いです。
 
ジャンパー

「ジャンパー」とは、防寒防風防水などを目的としたアウター全般に用いられる呼称です。
アラビア語で「幅の広い上着」を指す “jubbah” を語源とした和製英語で、英語圏では「ジャケット(jacket)」や「ジップアップジャケット(zip-up jacket)」が用いられるため通じません。
日本で単に「ジャンパー」といった場合、ファスナーボタンによる前開きで、袖口や裾をゴムや紐で締めたゆったりしたシルエットの防寒着や作業着、運動着など機能性を重視したアウターを指すことが多いです。
おもに防風を目的としたスポーツ用の「ジャンパー」は「ウインドブレーカー」と呼ばれることもあります。
デザイン性の高い衣類では「スタジャン(スタジアムジャンパー)」、「スカジャン(横須賀ジャンパー)」、「ジージャン(ジーンジャンパー)」、「革ジャン(革ジャンパー)」などのように略して用いられることも多いです。
なお、「ジャンバー」とカタカナ表記されたり、口語で「ジャンバー」と発音されることもあります。

ブルゾン

「ブルゾン」とは、ファッション性の高い「ジャンパー」に用いられる呼称です。
裾を紐やベルトで絞り、背中にふくらみを持たせた丈の短い上着を指すフランス語 “blouson” が語源で、本来は「ジャンパー」同様作業着や仕事着などの意味もありますが、日本においては仕事着のイメージの強かった「ジャンパー」に対して、1980年代頃から用いられるようになったファッション用語です。
しかし近年では、防寒着や作業着などにも「防寒ブルゾン」「作業用ブルゾン」といった用いられ方をすることもあり、「ジャンパー」「ブルゾン」を明確に区別するのはより難しくなっているといえます。


■ Wikipedia ジャンパー (衣服)

「ジャンパー」…防寒・防風・防水などを目的としたアウター全般
「ブルゾン」…ファッション性の高いジャンパー

「ジャンパー」と「ブルゾン」の違いは?
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