「ラグランスリーブ」、「ドルマンスリーブ」は、いずれも洋服の袖形状を表すファッション用語です。
「ラグランスリーブ」とは、袖(そで)が襟ぐり(首まわり)から斜めに縫い付けられた袖形状を指します。
肩のラインに対し垂直に縫い付けられた一般的な袖に比べて肩や腕が動かしやすく、スポーツウェアやトレーニングウェアなどに多く用いられています。
ワーテルローの戦いで右腕を失った初代ラグラン男爵が、衣服の着脱を考慮して発案したコートの袖形状が「ラグランスリーブ」の名前の由来とされています。
「ドルマンスリーブ」とは、袖ぐり(ワキまわり)が深くゆったりしており、袖口に向かって細くなる袖形状を指します。
身頃(みごろ)と一体になった縫い目のないデザインが一般的ですが、袖部分にマチや切り替えがあしらわれたものもあります。
ゆったりとしたシルエットは女性らしさを表現でき、身体のラインを隠す効果もあるためレディースのトップスに用いられることが多いです。
「ドルマン(dolman)」はトルコ語で「ローブ」という意味で、トルコの民族衣装が名前の由来とされています。
「ラグランスリーヴ」、「ドルマンスリーヴ」と表記されることもあります。
■ Wikipedia ラグラン袖
■ Wikipedia 袖
「ラグランスリーブ」…袖が襟ぐりから斜めに縫い付けられた袖形状
「ドルマンスリーブ」…袖ぐりが深く袖口に向かって細くなる袖形状
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「ラグランスリーブ」と「ドルマンスリーブ」の違いは?