「ストライプ」とは、2色以上の異なる色のラインを複数並行させた模様のことで、日本語でいう「縞模様」のことです。
本来「ストライプ」は、縦縞のもの、横縞のもの、斜めのものを含め、縞模様の総称ですが、日本においてはおもに縦縞のもので細いラインのものを指して「ストライプ」と呼ぶことが多いです。
極細の縞模様で構成された「ピン・ストライプ」、3色以上の色を用いた「マルチカラー・ストライプ」、イギリス軍旗をベースにした「レジメンタル・ストライプ」など、様々な「ストライプ」があります。
「ボーダー」とは、日本においてのみ用いられる横縞模様のことです。
本来、「縁」「端」「境界線」「周辺部」という意味の「ボーダー(border)」に、「横縞」という意味はないため日本以外では通じません。
ファッション用語としては、袖口や裾、襟まわりなどの縁部分を強調するように、縁と平行につけたラインや帯状の「縁取り柄」のことを「ボーダー」と呼ぶこともあり、これらの縁取りが複数本になったものが日本で「ボーダー」を「横縞」と誤用するようになった原因と考えられています。
なお、英語では縦縞は「垂直」を意味する “vertical” を用い “Vertical Stripe” 、横縞は「水平」を意味する “horizontal” を用い “Horizontal Stripe” と表現されます。
また、日本では「ストライプ」、「ボーダー」ともに、それぞれ「ストライプ柄」、「ボーダー柄」と呼ばれることもあります。
■ Wikipedia 縞模様
■ Wikipedia ボーダー柄
「ストライプ」…2色以上の異なる色のラインを複数並行させた縞模様
「ボーダー」…日本においてのみ用いられる横縞模様のこと
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「ストライプ」と「ボーダー」の違いは?