「バドミントン」と「バトミントン」の違いは?

「バドミントン」とは、シャトルと呼ばれる半球状のコルクに羽を付けた球を、ラケットで打ち合って得点を競うイギリス発祥の競技・スポーツです。
中央にネットが張られたコートで重量約5gのシャトルを打ち合う球技の一種で、オリンピックの正式種目にも採用されています。
1対1の選手が対戦するシングルスのほか、2人のペア同士で対戦するダブルスもあります。
国際大会の試合ではシングルスが長さ13.4m、幅5.18m、ダブルスが長さ13.4m、幅6.10mのコートで行われ、21ポイントを獲得したほうがゲームを取得、2ゲーム先取の3ゲームマッチで行われることが多いです。
「バドミントン」の起源とされる「バトルドー・アンド・シャトルコック」という羽根突き遊びが、19世紀中頃にイギリスのバドミントン村にある貴族の邸宅「バドミントン・ハウス」で盛んに行われていたことが名前の由来とされており、英語での綴りは “badminton” です。

「バトミントン」とは、日本で使用されることがある「バドミントン」の誤表記、誤読です。
前述の通り英語での綴りが “badminton” のため、正式には「バドミントン」ですが、日本語で連続する濁音の単語が少ないことから、日本において誤って発音されたものが普及したと考えられています。
一方で日本においては、スマッシュが時速400kmに達し、ハードな運動量を伴う競技の「バドミントン」に対して、レジャー・レクリエーションとして公園などで行われる娯楽スポーツをあえて「バトミントン」と呼びわけることもあります。