スピードスケートショートトラックは、いずれもスケートリンクに設けられた楕円形のトラックを周回するウィンタースポーツで、冬季オリンピックの正式種目になっているアイススケート競技です。
 
スピードスケート

「スピードスケート」とは、スケートリンクに設けられた1周400mのトラックを用い、2名の選手が同時に滑ってタイムを競う競技・スポーツです。
トラックが2コースに分割された「ダブルトラック方式」で行われることがほとんどで、1周ごとにバックストレートでインコースとアウトコースを入れ替わります。
男女それぞれの500m、1000m、1500m、5000mと、男子10000m、女子3000mの個人種目、男女それぞれで団体追い抜き競技のチームパシュートがオリンピックの正式種目として設定されています。
なお、1周しか周回しない500m種目ではインコースとアウトコースを入れ替えて2回レースを行い、合計タイムで順位を競います。

ショートトラック

「ショートトラック」とは、スケートリンクに設けられた1周111.12mのトラックを用い、4~6名の選手が同時に滑って順位を競う競技・スポーツです。
トラックマーカーと呼ばれる14個のブロックを並べただけの簡易なコースが用いられ、「スピードスケート」のようにコースは分割されていません。
接触の危険を伴うためヘルメットグローブなど防具の着用が義務付けられていることや、タイムではなく順位を競う点も「スピードスケート」との大きな違いです。
男女それぞれの500m、1000m、1500m、3000mの個人種目と、男子5000mリレー、女子3000mリレーの団体競技がオリンピックの正式種目として設定されています。

「ショートトラック」「スピードスケート」の一種といえるため、「ショートトラックスピードスケート」と呼ばれることもあります。
また、「ショートトラック」と区別するため「スピードスケート」を「ロングトラック」、「アウトトラック」と呼ぶことや、単に「スピード」と呼ぶこともあります。


■ Wikipedia スピードスケート
■ Wikipedia ショートトラックスピードスケート
■ 公益財団法人 日本スケート連盟 (Japan Skating Federation)

「スピードスケート」…1周400mのトラックで2名の選手が同時に滑ってタイムを競う競技・スポーツ
「ショートトラック」…1周111.12mのトラックで4~6名の選手が同時に滑って順位を競う競技・スポーツ

「スピードスケート」と「ショートトラック」の違いは?