「大豆」とは、マメ科ダイズ属の一年草で、種子を食用とする穀類のひとつで「だいず」と読みます。
乾燥した「大豆」の種子は薄茶色で、直径は8~10mm程度と豆類の中で極端に大きい部類とはいえないため、名前の由来は明確になっていません。
「畑の肉」と呼ばれるほどタンパク質が豊富で、日本においては、米、麦、粟(あわ)、稗(ひえ)とともに五穀に数えられる主要な穀物です。
味噌、醤油などの調味料、大豆油、豆腐、豆乳、きな粉など様々な食品に加工されるほか、家畜類の飼料やバイオ燃料など食用以外にも利用されます。
「大豆」を暗所で発芽させるとモヤシに、納豆菌で発酵させると納豆になり、未成熟の「大豆」を収穫したものは「枝豆」と呼ばれます。
また、立春(毎年2月4日頃)前日の「節分の日」には、「大豆」をまく「豆撒き」や、年齢の数だけ炒った「大豆」を食べる日本古来の風習・行事があります。
一方「小豆」とは、マメ科ササゲ属の一年草で、種子を食用とする穀類のひとつで「あずき」と読みます。
乾燥した「小豆」の種子は赤茶色で、直径は5~7mm程度と「大豆」と比較すると小さいものの、名前の由来は明確になっていません。
日本においては、「小豆」を炊いて作るつぶあん、こしあんなどの餡子(あんこ)は和菓子の重要な原料のひとつとなっています。
饅頭(まんじゅう)、最中(もなか)、どら焼き、羊羹(ようかん)、金鍔焼き(きんつばやき)、お汁粉(おしるこ)、ぜんざいなどの和菓子のほか、あんパン、ケーキ、アイスキャンディーなどの洋菓子にも用いられます。
もち米と下茹でした「小豆」を、「小豆」の煮汁で赤く着色した「赤飯おこわ」は、祝事、慶事で供されることが多いです。
■ Wikipedia ダイズ
■ Wikipedia アズキ