ムササビモモンガは、いずれもネズミリス科に属する夜行性動物です。
おもに樹上で生活し、飛膜を広げてグライダーのように滑空して樹木間を飛び移るなど、その生態も類似しているため混同されることが多いといえます。

「ムササビ」とは、リス科リス亜科ムササビ属に属する哺乳類の総称です。
日本における「ムササビ」の代表種「ホオジロムササビ」は、体長25~50cm、体重500~1,500g、尻尾の長さは25~40cmと、国内のネズミ目の中では最も大型の種になります。
ムササビ

「モモンガ」とは、リス科リス亜科モモンガ属に属する哺乳類の総称です。
日本における「モモンガ」の代表種「ニホンモモンガ」は、体長15~20cm、体重100~200gと「ムササビ」と比較して小型です。
尻尾の形状も「ムササビ」とは異なる扁平形で長さは10~15cm程度です。
モモンガ

「ムササビ」「モモンガ」には飛膜の付き方にも違いがあり、「モモンガ」の飛膜は前脚から後脚の間のみについていますが、「ムササビ」の飛膜は前脚から後脚の間に加え、前脚から首にかけて、後脚から尻尾にかけても張られています。
これにより「モモンガ」が通常20~30m程度の滑空距離であるのに対し、「ムササビ」の滑空距離は120m以上に及ぶこともあります。


■ Wikipedia ムササビ
■ Wikipedia モモンガ

「ムササビ」…リス科リス亜科ムササビ属の哺乳類でモモンガより大型
「モモンガ」…リス科リス亜科モモンガ属の哺乳類でムササビより小型

「ムササビ」と「モモンガ」の違いは?
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