「ニホンマムシ」、「アオダイショウ」は、いずれも日本に生息するヘビです。
「ニホンマムシ」とは、クサリヘビ科マムシ属に属する夜行性のヘビで、全長は45~60cmと小型ですが、毒を持つ毒蛇です。
全長に比べて胴が太いずんぐり体型と三角形の頭部、縦長の瞳孔が特徴で、体色は淡褐色に茶褐色の銭形模様と呼ばれる円形の模様が入っています。
水田や川周囲の草むら、水辺、山地、森林などに生息し、ネズミなどの小型哺乳類や、トカゲ、カエルなどの爬虫類、両生類を捕食する肉食です。
漢字では「日本蝮」と書き、単に「マムシ」と呼ばれることも多いです。
「アオダイショウ」とは、ナミヘビ科ナメラ属に属する昼行性のヘビで、全長は100~200cmと本土では最大級ですが、毒は持っておらず、比較的おとなしい性格の個体が多いです。
頭部は台形で瞳孔は丸く、体色は明瞭な模様のない暗黄褐色、淡黄緑色、暗緑色、淡青灰色、暗茶褐色など様々な個体がいます。
平地から山林にかけての野山、森林、堤防、農地、人家周辺などに生息し、ネズミなどの小型哺乳類や、鳥類、鳥類の卵を捕食する肉食です。
漢字では「青大将」と書き、寒い地域や脱皮直後の個体に青みがかった個体が多いことが「アオダイショウ」の名前の由来とされています。
■ Wikipedia ニホンマムシ
■ Wikipedia アオダイショウ
「ニホンマムシ」…クサリヘビ科マムシ属の夜行性の毒蛇
「アオダイショウ」…ナミヘビ科ナメラ属の昼行性の無毒蛇
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