「ヤモリ」とは、爬虫綱有鱗目ヤモリ科に属する生物の総称で漢字では「家守」と書きます。
トカゲなど爬虫類の仲間で、目にまぶたはなく足の指は前後とも5本ずつ、体は鱗で覆われており肺呼吸をします。
外敵から身を守るために尻尾を自ら切ることができ、骨以外は尻尾が再生します。
足の裏には微細な毛が無数に生えた趾下薄板(しかはくばん)と呼ばれる器官があり、壁や天井、つるつるなガラス面などにも貼りついて移動することができます。
日本における「ヤモリ」の代表的な種「ニホンヤモリ」の成体で体長10~14cm程になり、本州、四国、九州に分布し、おもに民家やその周辺に生息しています。
一方「イモリ」とは、両生綱有尾目イモリ科に属する生物の総称で漢字では「井守」と書きます。
カエルなど両生類の仲間で、目にはまぶたがあり後ろ足は5本指ですが前足の指は4本、肺呼吸のほか水に溶けた酸素を皮膚を通して体内に取り込む皮膚呼吸もできます。
尻尾は自ら切ることはできませんが、切れた場合でも骨まで完全に再生します。
日本における「イモリ」の代表的な種「アカハライモリ」の成体で体長8~13cm程になり、本州、四国、九州に分布し、水田や池、川の淀みなど流れのない淡水中に生息しています。
なお、アカハライモリはフグと同じテトロドトキシンという毒を持っており、腹が赤地に黒の斑点模様の警戒色になっています。
■ Wikipedia ヤモリ科
■ Wikipedia ニホンヤモリ
■ Wikipedia イモリ科
■ Wikipedia アカハライモリ
「ヤモリ」…爬虫綱有鱗目ヤモリ科に属するトカゲなど爬虫類の仲間
「イモリ」…両生綱有尾目イモリ科に属するカエルなど両生類の仲間
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「イモリ」と「ヤモリ」の違いは?