発光することで知られる昆虫「ホタル(蛍・螢)」は、世界に約2,000種、日本には約40種が生息しており、その中でも「ゲンジボタル(源氏蛍)」「ヘイケボタル(平家蛍)」は国内の代表的な種類とされています。
「ゲンジボタル」は、体長がオスで15mm前後、メスで20mm前後と日本のホタルの中では大型の種になります。
前胸部の背中側は赤く、十文字の黒い模様が入っています。
本州、四国、九州に分布し、水がきれいな渓流や河川、水路などの流水域に生息しています。
「ゲンジボタル」の成虫は6月中旬~7月上旬に発生することが多く、淡い黄緑色の発光器官で1分間に約25~30回点滅します。
交尾を終えたメスは、約500個~1,000個産卵します。
「ヘイケボタル」は、体長がオスで8mm前後、メスで10mm前後と日本のホタルの中では小型の種になります。
前胸部の背中側は赤く、縦一本の黒い模様が入っています。
沖縄を除く日本全域、中国東北部、シベリア東部に分布し、水田、池、湿原などの止水域に生息しています。
「ヘイケボタル」の成虫は7月~8月頃に発生することが多く、淡い黄緑色の発光器官で1分間に約30~40回点滅します。
交尾を終えたメスは、50個~100個産卵します。
■ Wikipedia ゲンジボタル
■ Wikipedia ヘイケボタル
「ゲンジボタル」流水域に生息し、前胸部の背中に十文字の模様が入った大型のホタル
「ヘイケボタル」止水域に生息し、前胸部の背中に縦一本の模様が入った小型のホタル
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