「炊き込みご飯」とは、米を出汁や調味料、具材と共に炊き込んだ料理の総称です。
家庭料理における「炊き込みご飯」は、うるち米と細かく刻んだ鶏肉、ニンジン、レンコン、油揚げ、しめじなどの具材を、昆布やカツオでとった和風出汁、醤油などで調味して炊くものが一般的で、地域によっては「五目ごはん」「加薬ごはん」「味ごはん」「ごもくめし」「かやくめし」「あじめし」などと呼ばれることもあります。
そのほか代表的な「炊き込みご飯」には、マツタケごはん、栗ごはん、タケノコごはん、豆ごはん、鶏飯、鯛飯などがあります。
「おこわ」とは、おもにもち米を蒸した料理の総称です。
「おこわ」は、漢字で「御強」と書き、「蒸籠(せいろ)で蒸して作られた硬いご飯」を指す「強飯(こわいい)」に「お」をつけて略した女房言葉で、「釜で炊いた柔らかいご飯」である「姫飯(ひめいい)」の対義語です。
本来、調理方法で分類されているため、もち米に限らず、うるち米のみでも「蒸して」作られたものであれば「おこわ」といえますが、一般的には、蒸す、炊くという調理方法ではなく、材料にもち米のみ、またはもち米にうるち米を混ぜて作られたものを指して「おこわ」と呼ぶことが多いです。
家庭料理における「おこわ」は、もち米と下茹でした小豆を、小豆の煮汁で赤く着色した「赤飯おこわ」が一般的で、単に「おこわ」といった場合「赤飯」のことを指すときもあります。
そのほか代表的な「おこわ」には、栗おこわ、山菜おこわ、鶏おこわ、五目おこわなどがあります。
■ Wikipedia 炊き込みご飯
■ Wikipedia おこわ
「炊き込みご飯」…米を出汁や調味料、具材と共に炊き込んだ料理
「おこわ」…おもにもち米を蒸した料理
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「炊き込みご飯」と「おこわ」の違いは?