「ワイシャツ」、「カッターシャツ」はいずれも、主に男性の背広の下に着用する、前開きで、ボタンと襟とカフスがついたシャツのことです。
「ワイシャツ」とは、「ホワイトシャツ(white shirt)」に由来し、直訳すると「白いシャツ」のことで、本来は形状ではなく色を指しているため、厳密には「赤いワイシャツ」「黒いワイシャツ」といった表現は誤用になります。
しかし、日本において「ワイシャツ」は、海外における「ドレスシャツ(dress shirt)」とほぼ同義語の和製英語として用いられることが多く、ピンクや水色などの淡色のものや、ストライプなどの柄が入ったものでも「ワイシャツ」と呼ばれることが多いです。
「Tシャツ」に対して「Yシャツ」と表記される場合もありますが、これも海外では通じません。
「カッターシャツ」とは、1918年に洋服メーカーのミズノ(当時は美津濃)が発売したスポーツ用シャツの商品名です。
第一次世界大戦で「勝った」ことからつけられた商品名とされており、現在は一般名詞化し、学生服用の「ワイシャツ」の呼称として、西日本を中心に定着しています。
「ワイシャツ」…ホワイトシャツに由来する和製英語でドレスシャツとほぼ同義語
「カッターシャツ」…ミズノの商品名に由来する学生服用ワイシャツの呼称
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「ワイシャツ」と「カッターシャツ」の違いは?