「クレヨン」とは、溶かした蝋(ロウ)に着色顔料を混ぜて棒状に冷やし固めた画材で、19世紀にフランスで発明されたといわれています。
手を汚さず手軽に彩色描画ができることや、色鉛筆のように尖っておらず鉛筆削りも必要ないこと、無害であることなどの理由から、園児や児童が使う画材として保育園、幼稚園、小学校などの初等教育で用いられることも多い画材です。
一方で、硬質なため線画には適していますが、面を塗る場合や、混色、重ね塗りは苦手とする短所もあります。
「クレパス」とは、大阪府大阪市の文具メーカー「株式会社サクラクレパス」が1925年に開発、発売した画材の商品名で登録商標です。
「クレパス」は、「クレヨン」の長所に、パステル画などに用いられる画材「パステル」の長所である混色できる点や、のばすことができる点などの特徴を併せ持つ画材として開発されました。
「クレパス」は、「クレヨン」の主原料である蝋と着色顔料に、液体油と体質顔料を加えて作られています。
なお、日本以外では「クレパス」を、「オイルパステル(oil pastel)」と呼ぶことが多いです。
■ Wikipedia クレヨン
■ Wikipedia パステル
■ Wikipedia オイルパステル
■ Wikipedia サクラクレパス
■ 公式 株式会社サクラクレパス
「クレヨン」…蝋、着色顔料を混ぜて棒状に冷やし固めた画材
「クレパス」…蝋、着色顔料、液体油、体質顔料を混ぜて棒状に冷やし固めた画材
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