「リポビタンD」と「オロナミンC」の違いは?

「リポビタンD」とは、大正製薬株式会社が1962年から販売している栄養ドリンク剤の商品名・登録商標です。
脂肪分解を意味する「リポクラシス」と「ビタミン」を合わせた造語が商品名の由来で、「D」は「デリシャス」や「ダイナミック」を表す頭文字とされています。
商品キャッチコピーには長年「ファイト!一発!」のフレーズが使われています。
「リポビタンD」は、タウリン、イノシトール、ビタミンB群を含み、肉体疲労時、病中病後の栄養補給や滋養強壮、虚弱体質などに効果があるとして1962年の発売開始時は医薬品として販売開始、1999年にコンビニエンスストアでも販売できる医薬部外品へ移行しました。
なお、シリーズ商品の一部には第二類医薬品や第三類医薬品として販売されているものもあります。

「オロナミンC」とは、大塚製薬株式会社が1965年から販売している炭酸飲料の商品名・登録商標です。
大塚製薬の皮膚薬「オロナイン軟膏」と「ビタミンC」を合わせた造語が商品名の由来とされており、正式な商品名は「オロナミンCドリンク」です。
商品キャッチコピーには長年「元気ハツラツ!」(一時「元気ハツラツぅ?」)のフレーズが使われています。
イソロイシンなどの必須アミノ酸、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンCなどを含んでいますが、炭酸を含んでいることから1965年の発売開始時より医薬品としては認可されておらず、効果や効能を表示することはできません。
一方で清涼飲料水として取り扱われるため、当初から薬局以外のスーパーマーケットや自動販売機でも販売されました。