「ニット」と「セーター」は、日本においては同義語として用いられることもありますが、厳密には以下のような違いがあります。
「ニット」とは、1本の糸を編んで作った生地や、その生地でできた衣類の総称です。
英語の「ニット(knit)」には、「編む」「編んだ」「編み物」などの意味があり、毛糸や綿糸を編んだ布や衣類の総称として用いられます。
カーディガンやベスト、ワンピースなどの衣服のほか、マフラーや手袋、帽子などの服飾雑貨など、様々な「ニット」素材の製品があります。
一方「セーター」とは、「ニット」素材を用いた衣服の一種で、上半身に着用するトップスのことです。
日本においてはおもにウールやカシミアなどの動物繊維による太い毛糸を用いた編み物で、頭からかぶって着用するプルオーバー型のもののみを「セーター」と呼ぶことが多いですが、国や地域によってはカウチンやカーディガンも「セーター」に分類されることもあります。
衣類メーカーやブランド、ファッション業界の一部では厚手のものを「セーター」、薄手のものを「ニット」と呼び分けることもありますが、「セーター」は形状、「ニット」は素材を指す用語で、この分類は厳密には的確でないといえます。
■ Wikipedia 編み物
■ Wikipedia セーター
「ニット」…1本の糸を編んで作った生地や、その生地でできた衣類の総称
「セーター」…ニット素材を用いたトップス
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「ニット」と「セーター」の違いは?