「コットン」とは、アオイ目アオイ科ワタ属に属する多年草「ワタ」の種子からとれる植物繊維、およびその繊維から作られる糸や布のことで、日本語で「綿(めん)」や「木綿(もめん)」と呼ばれることもあります。
「コットン」は、肌触りがよく、吸水性・吸湿性・通気性・耐熱性が高く、丈夫で安価、染色性や発色性にも優れていることから、世界中で最も広く用いられている植物繊維となっています。
なお、消費者庁の家庭用品品質表示法では、繊維の名称を示す用語として「コットン」の表示名を「綿」、「コットン」、「COTTON」のいずれかと規定しています。
このため、衣類など繊維製品の表示で「綿 100%」「コットン 100%」「COTTON 100%」は、いずれもおなじ繊維を用いたものになります。
一方「ウール」とは、ウシ目ウシ科ヒツジ属に属する哺乳類「羊(ひつじ)」の毛からできた動物繊維、およびその繊維から作られる糸や布のことで、日本語で「羊毛(ようもう)」と呼ばれることもあります。
「ウール」は、保温性・保湿性に優れ、伸縮性・弾性が高いため型くずれしにくい、しわになりにくいなどの特徴があり、世界中で最も広く用いられている動物繊維となっています。
「コットン」同様、家庭用品品質表示法では、繊維の名称を示す用語として「ウール」の表示名を「毛」、「羊毛」、「ウール」、「WOOL」のいずれかと規定しています。
このため、衣類など繊維製品の表示で「毛 100%」「羊毛 100%」「ウール 100%」「WOOL 100%」は、いずれもおなじ繊維を用いたものになります。
■ Wikipedia 木綿
■ Wikipedia ウール
■ 消費者庁 家庭用品品質表示法
「コットン」…アオイ科ワタ属の多年草「ワタ」の種子からとれる植物繊維
「ウール」…ウシ科ヒツジ属の哺乳類「羊」の毛からできた動物繊維
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「コットン」と「ウール」の違いは?