ココナッツヤシの実は結論からいうと同じものを指すことがほとんどです。
  
ココナッツ

「ココナッツ」とは、ヤシ科ココヤシ属に属する常緑高木「ココヤシ」の果実のことで、英語では “coconut” と書きます。
「ココナッツ」は表面の外果皮(がいかひ)の内側に、「ハスク」と呼ばれる繊維質の厚い中果皮(ちゅうかひ)があり、その中に「シェル」と呼ばれる硬い内果皮(ないかひ)に包まれた種子があります。
種子の内側には白い固形胚乳と液状胚乳が入っており、液状胚乳はココナッツジュースとして飲用されます。
固形胚乳は生食されるほか、おもにココナッツオイル(ヤシ油)の原料となる「コプラ」や「ココナッツミルク」などに加工されます。
また、中果皮から取り出した繊維は、たわしロープベッドマットレスなどに、硬い内果皮は、食器アクセサリーなどに加工されるほか、活性炭バイオマス燃料としても利用されます。
なお、カタカナでは「ココナツ」と表記されることもあります。

ヤシの実(ココナッツ)

「ヤシの実」とは、一般的には「ココナッツ」と同様「ココヤシ」の果実を指すことがほとんどです。
ただし、「ココヤシの実」と限定していわない場合、パーム油などの原料になる「アブラヤシ」の果実や、「デーツ」と呼ばれるフルーツ「ナツメヤシ」の果実、日本では「フェニックス」とも呼ばれ街路樹など園芸用に用いられる「カナリーヤシ」の果実など、ココヤシ以外のヤシ科植物の果実も日本語としては「ヤシの実」であるといえるため注意が必要です。
また、日本においてはココヤシの果実のうち木から収穫される前の状態のものや、緑色の未熟果実を指して「ヤシの実」成熟した茶色いものや加工品に対して「ココナッツ」と使い分けることもあります。
漢字で「椰子の実」と表記されることもあります。


■ Wikipedia ココナッツ
■ Wikipedia ココヤシ

「ココナッツ」…ヤシ科ココヤシ属に属する常緑高木ココヤシの果実
「ヤシの実」…一般的にはココヤシの果実を指すことがほとんど

「ココナッツ」と「ヤシの実」の違いは?
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