「バッファローチェック」と「ブロックチェック」は、いずれも格子柄を指す模様の名称で、それぞれに明確な定義はありませんが、一般的に以下のように区分されることが多いです。
「バッファローチェック」とは、赤や緑、黄色などをベースに、薄い黒のラインを重ねて、交差する部分を濃い黒にした格子柄を指します。
「バッファローチェック」の発祥は、スコットランドの英雄・義賊ロバート・ロイ・マグレガーの考案によるものという説や、ニューヨーク州の都市バッファローに由来するという説、猟師が山中で人と獲物を誤認するのを防止するため発案されたという説、など諸説ありますが、1830年創業のアメリカのアウトドアアパレルブランド「ウールリッチ(WOOLRICH)」による、ウール素材の厚手フランネルシャツにより「バッファローチェック」の名称が一般的になったといえます。
このため、「バッファローチェック」は現在も厚手の起毛シャツやジャケット等のアウターに用いられる事が多い柄となっています。
一方「ブロックチェック」とは、格子柄の一種で、正方形を配した模様の総称です。
広義には「ギンガムチェック」や「バッファローチェック」も「ブロックチェック」の一種といえますが、狭義には、日本で「市松模様」と呼ばれる二色の正方形を交互に配した格子柄を指します。
また、「バッファローチェック」の中でも、特に白黒やグレーのみを用いたもののみを指して「ブロックチェック」と区別する場合もあります。
なお、「ギンガムチェック」の「ギンガム」とは、平織りの薄手の綿織物の一種のことで、本来は生地を指す語です。
このため、「ギンガムチェック」は薄手のシャツなどに用いられる事が多い柄となっています。
「バッファローチェック」…赤などをベースに、薄黒ラインを重ね、交差する部分を濃黒にした格子柄
「ブロックチェック」…正方形を配した模様の総称
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