「パン」と「インスーチェン」の違いは?

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「パン」とは、小麦粉、ライ麦粉などの穀粉に塩・水を加えて練った生地を、酵母で発酵させ成形して焼いた食品の総称です。
バゲットやクロワッサン、エピといったフランスパンをはじめ、デンマーク発祥のデニッシュ、ロシアのピロシキ、イギリスのスコーン、イタリアのフォカッチャ、インドのナン、日本のあんパンなど、世界中に多種多様な「パン」があり、世界の多くの国で主食となっています。
ポルトガル語で「パン」を意味する “pão” が語源で、フランス語では “Pain” 、スペイン語では “Pan” と書くなど、日本をはじめ台湾語、韓国語、ポルトガル語、フランス語、スペイン語などの言語が使われる国で「パン」という呼称が用いられています。
なお、英語圏で「パン」といった場合、調理器具の「フライパン」の短縮形であることが多く、英語圏のほかデンマーク語、ノルウェー語などでは食品の「パン」を指す場合「ブレッド(Bread)」という単語が用いられます。

「インスーチェン」とは、小麦粉に水や砂糖・塩を加えて練った生地を麺状に細く切ったものを、薄く伸ばした生地で包んで蒸してから油で揚げた「パン」の一種です。
中華料理の点心「花巻」をルーツとする台湾料理で、油で揚げていることから揚げパンに近い食感とほのかな甘みが特徴です。
「台湾糸巻きパン」「中華パン」と呼ばれることや、「インスーツェン」とカタカナ表記されることもあります。
また、漢字では「銀絲捲」と書くため「ぎんしまき」と音読されることもあります。

■ Wikipedia パン
■ Wiktionary 銀絲捲

「パン」…小麦粉を主原料とした生地を酵母で発酵させ焼いた食品の総称
「インスーチェン」麺状の生地を薄い生地で包んで揚げた台湾料理のパン