「クリームブリュレ」、「カタラーナ」は、いずれも鶏卵や牛乳、砂糖などを主原料とした「プリン」に似たデザートです。
「クリームブリュレ」とは、クリーム、卵黄、牛乳、砂糖、香料などで作ったカスタードソースを容器に流し込んで、オーブンなどで焼いて凝固させ、表面に砂糖をふりかけバーナーなどの直火で焦がしたフランス発祥の洋菓子です。
「焦がしたクリーム」を意味するフランス語の “Crème brûlée” は、本来のフランス語読みでは「クレームブリュレ」ですが、日本では「クリームブリュレ」と呼ばれることが多いです。
「クリームブリュレ」は、プリンのように型から出すのではなく、器に入ったまま提供されることが多いです。
「カタラーナ」とは、卵黄、牛乳、砂糖、コーンスターチ、小麦粉などで作ったカスタードソースを容器に流し込んで、オーブンなどで焼くか、冷凍庫で冷やして凝固させ、表面に砂糖をふりかけバーナーなどの直火で焦がしたイタリア発祥の洋菓子です。
「カタラーナ」のカスタードソースは、オレンジやレモンなど柑橘類の果物の皮で風味付けされることが多いです。
「カタルーニャ風クリーム」を意味するスペイン語の “crema catalana” が正式な名称で、日本でも「クレマカタラーナ」や「クレーマカタラーナ」と呼ぶこともあります。
日本のイタリア料理店で提供される「カタラーナ」は、バットなど大きめの容器に流し込んで冷凍凝固したものを、三角形や長方形に切り分けて盛り付けたものも多いです。
なお、「カタラーナ」が「クリームブリュレ」の原形といわれることもあります。
■ Wikipedia クレームブリュレ
■ Wikipedia クレマカタラーナ
「クリームブリュレ」…クリーム、卵黄などで作ったカスタードソースを焼いて凝固し、砂糖をかけて焦がした洋菓子
「カタラーナ」…卵黄、コーンスターチなどで作ったカスタードソースを焼くか、冷凍凝固させ、砂糖かけて焦がした洋菓子
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「クリームブリュレ」と「カタラーナ」の違いは?