「リオデジャネイロ」と「リオ」の違いは?

ブラジルの地名「リオデジャネイロ」と「リオ」は、結論からいうと同じ場所を指します。

「リオデジャネイロ」とは、ブラジル南東部に位置するブラジルの州のひとつ、およびその州都のことです。
ポルトガル語では “Rio de Janeiro” と区切って表記され、「1月の川」という意味があります。
カタカナでも「リオ・デ・ジャネイロ」と区切って表記されることもあります。
また、州を指す場合「リオデジャネイロ州」、都市を指す場合「リオデジャネイロ市」と区別することもありますが、単に「リオデジャネイロ」といった場合、都市を指すことが多いです。
都市としての「リオデジャネイロ」は、ブラジル最大の都市サンパウロに次ぐ国内第2位の経済規模、人口を誇る大都市で、世界遺産にも登録されているコルコバードの丘やコパカバーナ海岸の美しい景観を有する観光都市としても知られています。
また、2016年の第31回夏季オリンピックの開催都市でもあります。

「リオ」とは、「リオデジャネイロ」の略で、おもに都市としての「リオデジャネイロ市」のことを指す略称です。
ポルトガル語の “Rio” は「川」という意味の単語ですが、ポルトガル語圏内においても公共交通機関などの行先表示で、「リオデジャネイロ」を指す略記として “Rio” が用いられることもあります。
日本においては、「リオオリンピック」や「リオのカーニバル」などのように、「リオデジャネイロ」を「リオ」と略すことが多いです。