サーターアンダギーちんすこうは、いずれも沖縄県の伝統的な琉球郷土菓子ですが、それぞれ別のお菓子です。

「サーターアンダギー」とは、小麦粉鶏卵砂糖ベーキングパウダーなどで作った生地を丸めて油で揚げた沖縄ドーナツ風揚げ菓子です。
オーソドックスな「サーターアンダギー」は生地に水や牛乳などを入れないため、一般的なドーナツと比較して表面が硬くずっしりした食感が特徴です。
沖縄の方言で砂糖を意味する「サーター」、油を意味する「アンダ」、揚げを意味する「アギ」をつなげたものが名前の由来で標準語では「砂糖油揚げ」「砂糖天ぷら」を意味します。
「サーターアンダーギー」とカタカナ表記されることもあります。
サーターアンダギー

一方「ちんすこう」とは、小麦粉、ラード、砂糖などで作った生地を成形してオーブンで焼いた沖縄のクッキー焼き菓子です。
オーソドックスな「ちんすこう」は生地にラードを用いていており、バターを用いたクッキーと比較して崩れやすくサクサクほろほろした食感が特徴です。
「ちんすこう」の名前の由来は、珍しいお菓子という意味で珍しいの「珍」に沖縄の方言でお菓子を意味する「すこう」をつけたという説や、高価なお菓子という意味で「金」と「すこう」をつなげたという説、カステラ菓子の「チールンコウ」を由来とする説など諸説あります。
漢字で「金楚糕」と表記されることもあります。

ちんすこう


■ Wikipedia サーターアンダーギー
■ Wikipedia ちんすこう

「サーターアンダギー」…小麦粉、鶏卵、砂糖、ベーキングパウダーなどで作った生地を丸めて油で揚げた沖縄の揚げ菓子
「ちんすこう」…小麦粉、ラード、砂糖などで作った生地を成形してオーブンで焼いた沖縄の焼き菓子

「サーターアンダギー」と「ちんすこう」の違いは?
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