「ピーナッツ」とは、マメ科ラッカセイ属に属する南米原産の一年草で、種子は食用とされる豆類です。
日本においては、植物自体や殻つきの種子を指す際には「落花生」、殻から出された種子のみを指す場合「ピーナッツ」と呼び分けられることが多いです。
南京豆(なんきんまめ)や唐人豆(とうじんまめ)、異人豆(いじんまめ)、地豆(ぢまめ)と呼ばれることもあります。
植物としての「ピーナッツ」は、横に這う茎と、2対の小葉からなる複葉をを持っており、夏から秋にかけて黄色い花を咲かせます。
受粉後に子房柄が下方に伸びて地中に潜り込み、地中で子房が膨らんで結実します。
この「花が落ちるように地中で実を生む」という特性が「落花生」の名称の由来とされています。
食用とされる「落花生」の種子は、網状の凹凸がある殻の中に通常2つの種子を持っており、殻ごと炒ってから殻をむいて食したり、殻から出したものをバターなどで炒めて食すほか、サラダ油やマーガリン、ピーナッツオイルやピーナッツバターなどの加工食品の原料としても用いられます。
なお、カタカナ表記では「ピーナツ」とされる場合もあります。
「アーモンド」とは、バラ科モモ属に属する中央アジア原産の落葉性高木で、種子は食用とされる豆類です。
通常種子の殻を取り除いた仁の部分が食用とされ、この可食部分を指して「アーモンド」と呼ぶことが多いです。
「アーモンド」は、スイートアーモンドとビターアーモンドに大別され、食用にされるものの多くがスイートアーモンドです。
ホールのままや、スライス、ダイス、粉末等に加工されチョコレートやクッキー、アイスクリームなど菓子類のトッピングや、サラダなどの料理に用いられるほか、アーモンドミルクやアーモンドオイルなど加工食品の原料としても用いられます。
また、ビターアーモンドは、香料やアーモンドエッセンスなどに加工されることが多いです。
「アーモンド」は、「ピーナッツ」と比較して、抗酸化作用があるビタミンEを豊富に含み、アンチエイジングや動脈硬化の予防効果があるとされています。
■ Wikipedia ラッカセイ
■ Wikipedia アーモンド