「春菊」とは、キク科シュンギク属の植物で、「しゅんぎく」と読む地中海沿岸原産の一年草です。
「春菊」は、菊に似た黄色い花が咲くことから欧米では観賞用として知られる植物ですが、日本をはじめ、東アジア圏においては葉や茎を食用とする野菜として知られています。
日本ではすき焼き、ふぐ鍋など鍋料理の具材とされるほか、天ぷらやおひたしなどでも食されます。
なお、関西など一部の地域では、「春菊」を「菊菜(きくな)」と呼ぶこともあります。
「水菜」とは、アブラナ科アブラナ属の植物で、「みずな」と読む日本原産の一年草です。
伝統的な京野菜で、「水菜」と鯨肉を用いた近畿地方発祥の「はりはり鍋」をはじめ、様々な鍋料理の具材とされるほか、漬物などにも用いられます。
「春菊」と比較して茎の部分が細く、味に癖がないことから、生野菜としてサラダに用いられることも多いです。
なお、一部の地域では「京菜(きょうな)」と呼ぶこともあります。
■ Wikipedia シュンギク
■ Wikipedia ミズナ
「春菊」…地中海沿岸原産のキク科シュンギク属の食用にされる一年草
「水菜」…日本原産のアブラナ科アブラナ属の食用にされる一年草
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「春菊」と「水菜」の違いは?