「ほうれん草」、「スピナッチ」は、結論からいうと同じものを指します。
「ほうれん草」とは、中央アジアが原産とされるヒユ科ホウレンソウ属の一年草で、葉を食用とする葉野菜です。
葉が薄くギザギザで根元が赤い東洋種と、葉が肉厚で丸い西洋種、東洋種と西洋種をかけ合わせた交配種に大別され、和食ではおひたし、胡麻和え、白和えなどに調理されるほか、パスタ料理やサラダ、バターソテー、グラタン、キッシュの具材など洋食でも幅広く用いられる野菜です。
「ほうれん草」には、ビタミンAや葉酸、鉄、マグネシウム、カロテンなどが豊富に含まれており、貧血の予防にも効果がある栄養価の高い緑黄色野菜として知られています。
「スピナッチ」とは、「ほうれん草」の英語名で綴りは “Spinach” です。
東洋種を「ほうれん草」、西洋種を「スピナッチ」と呼び分けることや、ピザやパスタ、ポタージュなど西洋料理に「ほうれん草」を使用する際に「スピナッチ」の呼称が用いられることがあります。
サラダなど生食に用いられることの多い「ほうれん草」の幼葉を「ベビースピナッチ」と呼ぶこともあります。
なお、アメリカ合衆国の漫画・テレビアニメのキャラクター「ポパイ」は「ほうれん草」を食べることで超人的パワーを出すことで知られており、ポパイが食べる「ほうれん草」の缶詰には “Spinach” の表記が描かれていることが多いです。
「ほうれん草」…ヒユ科ホウレンソウ属の一年草で、葉を食用とする葉野菜
「スピナッチ」…ほうれん草の英語名
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