日本の食卓でおなじみの青菜ほうれん草小松菜は、いずれも耐寒性が強く、に最も栄養価が高くなる冬野菜です。
ほうれん草

「ほうれん草」はヒユ科ホウレンソウ属の葉野菜で、江戸時代初期頃に中央アジアから伝播しました。
「ほうれん草」は、ビタミンAや酸、マグネシウムカロテンなどが豊富に含まれた栄養価の高い緑黄色野菜で、貧血の予防にも効果があるとされています。
一方で「ほうれん草」には、大量摂取すると結石の原因になるといわれるシュウ酸も含まれているため、調理の際は下茹で、灰汁抜きすることが一般的です。
「ほうれん草」の代表的な料理としては、おひたし、胡麻和え、バターソテーなどがあります。

小松菜

「小松菜」アブラナ科アブラナ属の葉野菜で、江戸時代初期に現在の東京都江戸川区小松川付近で作りはじめられた野菜といわれており、そのことが「小松菜」の名前の由来にもなっている日本原産の野菜です。
「小松菜」は、カルシウム、カロテン、ビタミンC、ビタミンB群、食物繊維、鉄などが豊富に含まれた栄養価の高い緑黄色野菜で、骨粗鬆症の予防や、ガン予防にも効果があるとされています。
「小松菜」の代表的な料理としては、味噌汁吸い物鍋料理の具材、おひたし、炒め物などがあります。

外観が似ているため間違われることも少なくありませんが、最大の違いは根元で、「小松菜」の根元は緑色ですが、「ほうれん草」の根元は、赤色またはピンク色をしています。
また、葉の形も「小松菜」はきれいな楕円形の見た目をしており、しっかりした葉をしていますが、「ほうれん草」は三角形に近い形で、ちぢれた葉が多いです。

や食感の違いは、「ほうれん草」「小松菜」と比較して柔らかく、味も濃い場合が多く、「小松菜」はシャキシャキした歯ごたえと、わずかな苦みがあります。


■ Wikipedia ホウレンソウ
■ Wikipedia コマツナ

「ほうれん草」中央アジアから伝わったヒユ科ホウレンソウ属の緑黄色野菜で根元が赤またはピンク色
「小松菜」日本原産のアブラナ科アブラナ属の緑黄色野菜で根元が緑色

「ほうれん草」と「小松菜」の違いは?
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