「片栗粉」とは、調理用に精製したデンプンの粉です。
日本の山野に自生するユリ科カタクリ属の多年草「カタクリ」の鱗茎からデンプンを抽出していたことが「片栗粉」の名前の由来ですが、現在ではジャガイモやサツマイモから抽出したデンプンを精製したものが一般的です。
「片栗粉」は、から揚げや竜田揚げなど揚げ物の衣や、八宝菜、酢豚、麻婆豆腐など中華料理でとろみつけに用いられます。
「小麦粉」とは、イネ科コムギ属に属する一年草の植物「小麦」を挽いて粉にしたものの総称です。
「小麦粉」は、成分の70~80%がデンプンですが、タンパク質も10%前後含まれており、含まれているタンパク質の量などによりパンやピザ生地、中華麺などに用いる「強力粉」、うどんやお好み焼き、たこ焼きなどに用いる「中力粉」、クッキーや天ぷらの衣、ケーキなどに用いる「薄力粉」に分類されます。
なお、ジャガイモから抽出したデンプンを精製した粉を「片栗粉」と呼ばず「馬鈴薯澱粉(ばれいしょでんぷん)」と呼ぶこともあります。
■ Wikipedia 片栗粉
■ Wikipedia 小麦粉
■ Wikipedia デンプン
「片栗粉」…調理用に精製したデンプンの粉
「小麦粉」…小麦を挽いて粉にしたものの総称
こちらの[違いは?]もどうぞ
「片栗粉」と「小麦粉」の違いは?