「フェンネル」とは、地中海沿岸原産のセリ科の多年生植物で、種子を乾燥したものは香辛料として食用にされます。
香辛料としての「フェンネル」は、長さ5~8mm、直径2~2.5mm程度の麦粒状の種子を乾燥させたもので、ホール(原型)のものを「フェンネルシード」、粉末に挽いたものを「フェンネルパウダー」と呼び分けることもあります。
葉や茎はハーブ・野菜として利用され、サラダとして生食されることや料理の添え物として利用されることもあります。
アニスやスターアニス似た甘い香りとほのかな苦味が特徴で、魚料理や肉料理をはじめパン、スープ、シチュー、ザワークラウト、ピクルスなどの様々な料理、アップルパイ、ケーキ、焼き菓子などの菓子に用いられるほか、ハーブティーやリキュールの原料などにも利用されます。
和名は「茴香(ウイキョウ)」で、生薬として用いられることもあります。
「フェヌグリーク」とは、地中海沿岸原産のマメ科の一年生植物で、種子を乾燥したものは香辛料として食用にされます。
香辛料としての「フェヌグリーク」は、長さ3~4mm、幅2~3mm程度の多角形の種子を乾燥させたもので、ホールのものを「フェヌグリークシード」、粉末に挽いたものを「フェヌグリークパウダー」と呼び分けることもあります。
葉や茎はハーブ・野菜として利用され、サラダとして生食されることや料理の添え物として利用されることもあります。
葉はクローバーのような三つ葉で、生葉はメティ、乾燥したものはカスリメティと呼ばれることが多いです。
メープルシロップに似た甘い香りと強い苦みが特徴で、カレーやスープ、チャツネなどの料理に用いられるほか、種子から抽出したエキスはタバコのフレーバーにも利用されます。
和名は「胡廬巴(コロハ)」で、生薬として用いられることもあります。
■ Wikipedia ウイキョウ
■ Wikipedia フェヌグリーク