「オールスパイス」とは、フトモモ科オールスパイス属に属するジャマイカ原産の常緑高木で、果実は乾燥させ香辛料として用いられます。
クローブ、ナツメグ、シナモンの3つの主要なスパイスの香りを併せ持つことが名前の由来で、ハンバーグやソーセージなどの肉料理、ミネストローネやチリコンカンなどのトマト料理、シチュー、ピクルスなどの風味付けに用いられるほか、クッキーやケーキなどの焼き菓子にも用いられます。
地域によっては「ジャマイカペッパー」や「ピメント」と呼ばれることもあります。
「ミックススパイス」とは、複数のスパイスやハーブを調合した香辛料のことで、「スパイスミックス」や「シーズニングスパイス」「混合香辛料」と呼ばれることもあります。
クローブ、ナツメグ、シナモン、カルダモン、胡椒、クミンなどを混合し、インド料理でおもに用いられる「ガラムマサラ」や、チリペッパー、オレガノ、ディル、ニンニク、クミンなどを混合したテクス・メクス料理(メキシコ風アメリカ料理)に欠かせない「チリパウダー」、クローブ、シナモン、花椒、八角、陳皮などを混合し、中華料理でおもに用いられる「五香粉」などが代表的な「ミックススパイス」として知られています。
唐辛子に芥子、陳皮、胡麻、山椒、麻の実などを混合した「七味唐辛子」も「ミックススパイス」の一種といえます。
■ Wikipedia オールスパイス
■ Wikipedia ガラムマサラ
■ Wikipedia チリパウダー
「オールスパイス」…クローブ、ナツメグ、シナモンの香りを併せ持つジャマイカ原産の香辛料
「ミックススパイス」…複数のスパイスやハーブを調合した香辛料
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「オールスパイス」と「ミックススパイス」の違いは?