「緑黄色野菜」とは、β-カロテンを豊富に含む野菜の総称で、ほうれん草やニンジン、カボチャ、ブロッコリー、アスパラガス、オクラ、クレソン、小松菜、春菊、ニラなどが代表的な「緑黄色野菜」です。
厚生労働省では「原則として可食部100g当たりカロチン含量が600μg以上の野菜」を「緑黄色野菜」と定義しています。
ただし、トマトやピーマン、さやいんげんなど、β-カロテンの含有量が600μg以下でも使用頻度が高い野菜や、1回の摂取量が多い野菜で色の濃いものも「緑黄色野菜」に分類されます。
「緑黄色野菜」の多くは、β-カロテン以外のビタミンやミネラルも豊富に含むため、肥満、がん、生活習慣病などの予防に有効とされおり、厚生労働省では1日の野菜摂取の目標量を350g以上、そのうち「緑黄色野菜」を120g以上としています。
「淡色野菜」とは、「緑黄色野菜」以外の野菜の総称で、玉ねぎやキャベツ、大根、カリフラワー、カブ、白菜、蓮根、レタス、セロリ、ごぼう、キュウリなどが代表的な「淡色野菜」です。
「淡色野菜」の多くは、「緑黄色野菜」と比較して栄養価が低いものが多いですが、食物繊維を豊富に含むため、腸内環境を整え、糖質や脂質の吸収を緩やかにする効果などがあります。
なお、ネギは青い部分が「緑黄色野菜」、白い部分が「淡色野菜」に分類され、大根やカブは一般的に食する根の部分は「淡色野菜」ですが、葉の部分は「緑黄色野菜」に分類されます。
■ Wikipedia 緑黄色野菜
■ Wikipedia 淡色野菜
「緑黄色野菜」…β-カロテンを豊富に含む野菜の総称
「淡色野菜」…緑黄色野菜以外の野菜の総称
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「緑黄色野菜」と「淡色野菜」の違いは?