「バーニャ・カウダ」とは、イタリア北部のピエモンテ州の郷土料理です。
「バーニャカウダ」と区切らず表記されることも多いですが「バーニャ」は「ソース」、「カウダ」は「熱い」を意味するイタリア語(ピエモンテ州の方言)で、直訳すると「熱いソース」になります。
オリーブ油、ニンニク、アンチョビをベースにした温かいソースに、野菜などをディップして食します。
カブ、大根、ニンジン、カリフラワー、ブロッコリーなどの冬野菜を中心とした様々な野菜のほか、パンや肉、魚、ソーセージなども同じソースにディップされることもあります。
ソースを保温するため、ろうそくや固形燃料をセットできるように下部が空洞になった「フォイョ」と呼ばれる専用のポットが用いられることが多いです。
「バーニャ・フレイダ」とは、「バーニャ・カウダ」から派生したといわれる料理で、「フレイダ」は「冷たい」を意味し、直訳すると「冷たいソース」になります。
「バーニャ・カウダ」同様、オリーブ油、ニンニク、アンチョビをベースにしたソースを冷やして、ピーマン、パプリカ、キュウリ、カボチャ、セロリなどの夏野菜を中心に、様々な食材をディップして食す料理です。
日本において「バーニャ・フレイダ」は、「バーニャ・カウダ」ほど一般的ではなく、「冷製バーニャ・カウダ」と呼ばれることもあります。
「バーニャ・カウダ」…温かいソースに野菜などをディップして食すイタリアピエモンテ州の郷土料理
「バーニャ・フレイダ」…冷たいソースに野菜などをディップして食すバーニャ・カウダの派生料理
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「バーニャ・カウダ」と「バーニャ・フレイダ」の違いは?