「カルボナーラ」とは、チーズ、黒コショウ、鶏卵、ベーコンなどを用いたイタリア発祥のパスタ料理です。
本場イタリアではチーズに羊の乳から作ったペコリーノ・ロマーノ、具材にグアンチャーレ(豚頬肉の塩漬け)、パスタにはリガトーニなどのショートパスタを用いたものが一般的です。
日本においてはソースに生クリームを用いたよりクリーミーなものが多く、チーズにパルミジャーノ・レッジャーノ、具材にパンチェッタ(豚ばら肉の塩漬け)やその他のベーコンが使われることもあります。
また、日本で単に「カルボナーラ」といった場合、パスタにスパゲッティを使用したスパゲッティ・アッラ・カルボナーラのことを指すのが一般的です。
「ペペロンチーノ」とは、ニンニク、オリーブオイル、唐辛子などを用いたイタリア発祥のパスタ料理です。
イタリア語では「アーリオ・オリオ・エ・ペペロンチーノ(Aglio, olio e peperoncino)」が正しい料理名で、 “aglio” は「ニンニク」を、 “olio” は油を、 “peperoncino” は「唐辛子」を意味し、直訳すると「ニンニクとオリーブオイルと唐辛子のパスタ」になることから、日本で一般的な「ペペロンチーノ」の略称は日本以外では通じません。
本場イタリアではニンニクとオリーブオイル、唐辛子のみで作られたものが一般的で、他の具材が入らないシンプルなパスタ料理であることから「絶望のパスタ」や「貧乏人のパスタ」と呼ばれることもあります。
日本においてはベーコンやパンチェッタ、キャベツ、イタリアンパセリ、アンチョビ、キノコ類などを具材に用いたものも多く、近年では「ペペロンチーノ」に鶏卵などの具材を加え「カルボナーラ」とのハイブリッドにしたメニュー「ぺぺたま」と呼ばれるものもあります。
■ Wikipedia カルボナーラ
■ Wikipedia アーリオ・オリオ・ペペロンチーノ