「ビーフステーキ」、「ビフテキ」は、結論からいうと同じ料理を指します。
「ビーフステーキ」とは、牛肉のスライスをフライパンや鉄板、金網などで焼いた肉料理です。
牛肉のサーロインやヒレ、ロースなどの部位を厚さ1~3cm程度、重量150~300g程度にスライスし、塩や胡椒などの調味料で下味をつけ、牛脂などを引いたフライパンや鉄板で焼いたものが一般的です。
ステーキソースを用いたものや、生姜焼き風、照り焼き風、ポン酢や醤油と大根おろしで和風の味付けをしたもの、ローストガーリックやバター、レモンの輪切りなどが添えられたものもあり、ジャガイモやニンジン、さやいんげん、ブロッコリー、コーンなどの野菜類が付け合わせにされることが多いです。
また、肉の焼き加減には表面のみを焼いた「レア」、中心部までしっかり焼いた「ウェルダン」、中間の「ミディアム」などの呼称があります。
「ビフテキ」とは、「ビーフステーキ」の別称です。
「ビーフステーキ」から「ー」と「ス」を略した短縮形と考えられることもありますが、「ステーキ」を意味するフランス語「ビフテック(bifteck)」を語源とする説が有力です。
なお、夏目漱石の小説に「ビステキ」という表現が登場することなどから、明治の終わり頃には「ビーフステーキ」の略称として「ビステキ」が用いられていたと考えられています。
「ビーフステーキ」…牛肉のスライスを鉄板や金網などで焼いた肉料理
「ビフテキ」…フランス語「ビフテック」を語源とするビーフステーキの別称
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「ビーフステーキ」と「ビフテキ」の違いは?