「金」と「プラチナ」の違いは? | 1分で読める!! [ 違いは? ]

「金」とは、原子番号79、元素記号Au、原子量196.966569の金属元素です。
広義では「金」を主成分とした合金の総称として「金」の呼称が用いられることもあります。
「金」は、希少性の高い貴金属として知られており、光沢のある美しい黄金色と、加工がしやすい柔らかさ、経年変化に強いといった特徴などからアクセサリー類など宝飾品として太古より用いられています。
また、電気抵抗が小さく高い導電性があることや、化学的腐食に強いことから携帯電話やパソコンなどの電子部品に用いられるほか、レアメタルとして工業用、医療用、食用、硬貨など様々な分野で利用されます。
「金」は、世界の主要な商品取引所で日々売買され市場価格の透明性が確保されているため資産として保有されることも多く、「金」を投資対象とする金融商品も取り扱われています。
英語では “Gold” で、日本においても特に宝飾品を指すときなどに「ゴールド」と呼ばれることがあります。

「プラチナ」とは、原子番号78、元素記号Pt、原子量195.084の金属元素です。
広義では「プラチナ」を主成分とした合金の総称として「プラチナ」の呼称が用いられることもあります。
「プラチナ」は、「金」よりも産出量が少ない希少性の高い貴金属として知られており、光沢のある銀色を利用し、「金」同様アクセサリー類など宝飾品に用いられます。
また、融点が高いことや、化学的腐食に強いことなどから医療用、化学やバイオなどの最先端分野での利用も多く、自動車の排気ガスを浄化するための触媒など工業用利用も60%を超えています。
「プラチナ」は、市場規模が小さいため価格変動も激しく、安定した資産として保有されるより投機対象と
考えられることが多いです。
日本語では「白金」で、宝飾品に利用される「ホワイトゴールド」と混同されることも多いですが、「ホワイトゴールド」は「金」を主成分とする合金で、「プラチナ」とは別の金属です。