「SDメモリーカード」は、「SDカード」、「SD」とも呼ばれ、電源を供給しなくても記憶を保持する「フラッシュメモリー」に属するメモリーカードの一種です。
デジカメ、携帯電話といった小型機器をはじめ、テレビや録画機器といった家電製品、FAX・インターホンなどの通信機器、パソコンなど様々な機器でリムーバブルメディアとして利用されており、使用する機器により3つのサイズ規格があります。
マルチメディアカードの上位互換として1999年に発表された通常の「SD」規格は、幅24mm、長さ32mm、厚み2.1mm、重量約2gの切手サイズで、一般的な家電製品に幅広く普及しています。
端子数は9ピンです。
2003年に発表された「mini SD」規格は、幅20mm、長さ21.5mm、厚み1.4mm、重量約1gと「SD」に比べ小型化され、携帯電話等の小型機器への利用で一時普及しましたが、後述の「micro SD」へとシフトしたため、現在では利用する機器が減少しています。
端子数は11ピンですが、電気的に互換性があるため、物理的な形状をあわせる簡易なアダプターを使用することで通常サイズの「SD」カードとして使用できます。
2005年に発表された「micro SD」規格は、幅11mm、長さ15mm、厚み1.0mm、重量約0.4gと「SD」に比べ約1/4程度へと小型化がすすみ、携帯電話や携帯音楽プレイヤーなど、様々な機器で高いシェアを誇ります。
端子数は8ピンですが、電気的に互換性があるため、物理的な形状をあわせる簡易なアダプターを使用することで「micro SD」や、通常サイズの「SD」カードとして使用できます。
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