「石油ストーブ」とは、灯油を燃料とし、不燃性繊維でつくられた芯を用いて灯油を自然気化させ、発生した気化ガスを燃焼させることによって周囲を暖める暖房器具です。
一般的な「石油ストーブ」は、乾電池を用いて点火できるものがほとんどで、乾電池がない場合でも、マッチやライターで直接着火できる構造のものが多いため、停電時や電源のない場所でも利用が可能です。
「石油ファンヒーター」とは、灯油を燃料とし、気化器などを用いて灯油を機械的に気化させ、発生した気化ガスを燃焼させ発生した熱を、送風ファンで温風として放出する暖房器具です。
「石油ファンヒーター」は、送風ファンにより、室内の空気が攪拌されるため「石油ストーブ」と比較すると、迅速に部屋を暖めることが可能です。
一方で「石油ストーブ」と比べて構造が複雑で、商用電源が必要であることから、停電時や電源のない場所では使用することができません。
なお、「石油ストーブ」、「石油ファンヒーター」ともに、屋内において長時間の燃焼が伴う機器のため、換気不足による一酸化炭素中毒には注意が必要です。
■ Wikipedia 石油ストーブ
■ Wikipedia 石油ファンヒーター
「石油ストーブ」…不燃性繊維の芯を用いて灯油を自然気化させ燃焼する暖房器具
「石油ファンヒーター」…気化器などで気化させ燃焼し、発生した熱をファンで放出する暖房器具
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