「太巻き」、「キンパ」は、いずれも米飯と具材を板海苔で巻いた料理ですが、それぞれ別の料理です。
「太巻き」とは、日本料理「寿司」の一種で、酢飯と具材を板海苔で円柱状に巻いた太めの巻き寿司です。
マグロやサーモン、タイ、エビ、いくら、穴子などの魚介類、キュウリ、玉子焼き、かんぴょう、高野豆腐、椎茸など多数の具材を巻いて、輪切りにして盛りつけたものが一般的です。
節分に恵方を向いてかぶりつくと縁起が良いとされている「恵方巻」も「太巻き」の一種です。
「太巻き」に対して、一種類の具材のみを用いた細い巻き寿司を「細巻き」、さらに中間の太さのものを「中巻き」と呼び分けることもあります。
一方「キンパ」とは、日本発祥の「巻き寿司」を由来とする朝鮮・韓国料理で、ゴマ油や塩を混ぜたご飯と具材を板海苔で円柱状に巻いた韓国風巻き寿司です。
日本統治時代に朝鮮半島に持ち込まれた巻き寿司が現地で独自に発展したもので、「キムパプ」や「キンパプ」「キムパ」「キーンパッ」と呼ばれることもあります。
具材に生の魚介類が使用されることは少なく、炒めた牛肉やスパム、ハム、ツナ、ニンジン、ホウレンソウ、キムチ、チャンジャ、たくあん、チーズ、玉子焼きなど多数の具材を巻いて、輪切りにして盛りつけたものが一般的です。
■ Wikipedia 海苔巻き
■ Wikipedia キムパプ
「太巻き」…酢飯と具材を板海苔で円柱状に巻いた太めの巻き寿司
「キンパ」…ゴマ油や塩を混ぜたご飯と具材を板海苔で円柱状に巻いた韓国風巻き寿司
こちらの[違いは?]もどうぞ
「太巻き」と「キンパ」の違いは?